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Q
そもそも動画の「エンコード」とは?
A
動画関係では、動画ファイルをインターネット回線を通した動画配信に適した形式に変換することを指します。
  • カメラ等から直接出力された動画ファイルは、無駄と言ってもいい程の高クオリティ設定で出力されており、インターネットを介して配信するには莫大なデータ量が必要になりますので、不向きとなります。
  • エンコード作業は、オンデマンド配信やライブ中継といった動画配信を行う上で欠かせない作業になります。
  • エンコードには有償、フリーのものも含み、様々なエンコードソフトが存在します。弊社からもフリーのエンコードソフトのコア部分を弊社用に開発した「FSYCエンコーダ」を無料で配布しております。
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Q動画の解像度(サイズ)とは?
A
ピクセル(px、P)を単位とする動画の縦横の大きさです。
  • 動画ファイルをエンコードする際に設定します。もちろん大きければ大きい程、画質の維持に必要なデータ量が多くなってきます。
  • 昨今で動画配信に使用される解像度は、フルHD(1920×1080)、HD(1280×720)、SD(640×360)等が広く普及しております。
  • 4K映像配信は画質維持に膨大なデータ量が必要になり、インターネットを介しての配信には対コストで今のところ向かない印象です。
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Q動画のビットレート(bps)とは?
A
動画の1秒あたりのデータ転送量(単位:bit)です。
  • bps(bit per second)で表記されます。私たちが普段よく見るデータ単位はバイト(Byte)で、8ビットで1バイトになります。
  • 動画の解像度(サイズ)が大きければ画質維持のために必要なデータ量も増え、結果通信量も増えます。
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Q動画ファイルの形式とは?コーデックとは?
A
端末での動画再生が進歩する中で開発された、動画ファイルの圧縮形式のことを指します。
  • 動画ファイルとは、乱暴な表現ですが、データの入れ物の規格である「コンテナフォーマット」と、その中に入れるデータの入れ方を指示する「映像(ビデオ)コーデック」「音声(オーディオ)コーデック」から生成されています。
  • 様々なものが開発、競合された中でしたので、当然、OSやブラウザ等の環境の違いによって再生できないフォーマット、コーデックが存在します。
  • 動画配信が発展した中で広く普及したものが、フォーマット「MP4」、映像コーデック「H.264」、音声コーデック「AAC-LC」で、弊社もこのエンコード設定をおすすめしております。 また、よりストリーミングに特化したHLS形式での配信も可能です。
QHLSとは?
A
フォーマットMP4の動画ファイルをストリーミング配信用に細切れにしたファイル形式という認識で構いません。
HLSは「HTTP Live Streaming」の略称であり、Apple社が開発したフォーマットです。もともとAppleOSの端末のみ対応していましたが、似たような技術で「MPEG-DASH」というものがあり、それを利用して対応端末への両返還が可能です。

MP4とHLSを比べると以下のようなメリット、デメリットがあります。
  • HLSではエンコードの際に複数の(マルチ)ビットレート設定が可能で、視聴者の通信環境に応じて最適なビットレートの動画を、自動的に出力してくれます(あまり普及していない印象の言葉ですが、アダプティブストリーミングといいます)。
  • HLSではエンコードの際に暗号化を施すことが可能で、コンテンツ保護をより強固なものにすることができます。
  • HLSでは、マルチビットレートのために複数のビットレート設定の動画ファイルを別々に作成する、というイメージを持っていただいて構いません。その際当然MP4よりファイル容量が大きくなるというデメリットがあります。
Qファイルサイズに上限はありますか?
A
プランごとのストレージ容量の範囲内であればサイズの上限はございません。
  • ただ、滅多にないことかとは存じますが、動画の尺が何時間もある場合、アップロード通信が大量に発生しますので、頻繁にアップロードを行うとお客様側の回線通信制限が行われる恐れがあります。
Q目安ビットレートより低い設定にすると、画質はどうなるか?
A
画質を維持するデータ量が足りなくなり、ブロックノイズが発生します。
  • 動画内で、動きの少ない場面では画質にそれほど問題は出てこないのですが、動画の動きの激しい場面では画面にブロックノイズが発生し、視聴に難が出てくる場合があります。また、目安より極端に低く設定した場合、常にブロックノイズが発生し、視聴に堪えない動画になってしまいます。
  • 講義講演等で、動きの少ない動画の場合、目安よりやや低めのビットレートで配信可能です。 逆に、スポーツやアクション映画等の、動きの激しい動画の場合は、目安より高いビットレートを見積もる必要があります。
  • 結果的に、どれ程の画質で配信するかは配信者様の満足度によるところが大きいかと存じますので、目安ビットレートをご参考に、何度かエンコードをお試し下さい。サンプル動画も用意しておりますので、併せてご参考下さい。
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Qビットレートを極端に高くすれば画質はよくなるのではないか?
A
考えは間違ってはないですが、サーバーのストレージ容量や、回線の通信量に無駄が発生します。
  • 動画の画質維持のために必要以上に無駄なデータを通信することになりますので、回線の部分で無駄なコストが発生します。各映像サイズごとの適切なビットレート設定をおすすめします。
  • また、どれだけビットレートを高く設定しても、元映像ソースの画質より良くなることはありません。
Q60fpsの場合、30fpsに比べてビットレートは2倍必要ですか?
A
ほとんどの場合、ぴったり2倍必要な場合はありません。
  • 動画の中には、動きが少なく、画質維持にそれほどデータ量が必要ではない場面もありますので、ほとんどの場合ビットレートがぴったり2倍必要なケースはありません。
  • もちろん30fpsよりも画質維持に多くデータ量が必要ですので、 より高く見積もっていただく必要があります。
  • 映像元ソースが30fpsの場合、エンコーダで60fpsに設定してエンコードした場合、必要データ量は30fpsの場合と変わりませんが、30fps設定でのエンコードをお勧めします。